*INTRODUCTION
■ともに世界に通ずる実力派のコミック作家・士郎正宗氏と、アニメ監督・押井守の二大クリエーターを柱に、押井作品ではおなじみの脚本家・伊藤和典氏、音楽家・川井憲次氏ら日本を代表する一流アーティストが集結。CGとビデオ合成によるアニメーション表現の限界に挑戦した野心的な試みでアニメの新時代を築き、世界的評価を得たクオリティ高いアニメ大作。
■日本に続き、イギリス、アメリカなど各国で劇場公開された、まさにアニメーションとしては日本初の世界サイズ作品。

*INFORMATION
■仕様:カラー/ビスタサイズ/ドルビーステレオ/上映時間:86分
■公開:1995年11月18日、松竹洋画系にて全国ロードショー
■製作:講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMENT (C) 1995 士郎正宗/講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMENT

*STORY
 西暦2029年。アジアの一角にある企業集合体国家では、情報ネットが世界中に張り巡らされ超高度情報化社会の典型的な恩恵を受ける一方で、同時に電脳社会の矛盾も発生していた。ハッカーや情報操作などの電脳犯罪が飛躍的に複雑化し、人格や国家すらも操作するまでになっていた。凶悪化・巨大化していくこうした電脳犯罪、ネット犯罪に手を焼く政府は、女性サイボーグ・草薙素子を隊長とする電脳武装された非公然の超法規組織・通称《攻殻機動隊》を創設して対抗していた。
 その攻殻機動隊の前に、テロや電脳倫理侵害など多数の容疑で国際手配中の「電脳犯罪史上最もユニークな」謎のハッカー《人形使い》が現れる。草薙たちは人形使いの企みを阻止し、意外にも簡単に捕えることに成功するが、やがて、人形使いは外務省が国際的な謀略実行のために作り上げた一種のコンピュータ・ウィルスであったことを突き止める。攻殻機動隊に事実を知られた外務省・公安6課は機密の漏えいを恐れ、人形使いの回収に走る。しかし、人形使いは義体を借りて「私は情報の海で発生した新生命体。一生命として政治的亡命を希望する」という謎の言葉を発する……。闘いの裏側で見え隠れする《人形使い》の真の目的とは? かくて攻殻機動隊と公安6課との壮絶な闘いが始まった。

*STAFF
原作:士郎正宗(講談社「ヤングマガジン」所載)
監督・絵コンテ:押井 守
脚本:伊藤和典
演出:西久保利彦
キャラクターデザイン・作画監督:沖浦啓之
音楽:川井憲次
色彩設計:遊佐久美子
美術設定:渡部 隆
美術監督:小倉宏昌
メカニック・車両設定:竹内敦志・河森正治
銃器設定:磯 光雄
銃器アドバイザー:納富貴久男
音響監督:若林和弘
特殊効果:村上正博
撮影:白井久夫
編集:掛須秀一

*CAST
草薙素子:田中敦子
バトー:大塚明夫
人形使い:家弓家正
荒巻:大木民夫
イシカワ:仲野 裕
トグサ:山寺宏一

*EPISODE

完成して、さあ宣伝開始という時期に、愛犬ガブちゃんの妊娠が発覚。父ちゃんこと押井守は「熱海から出ない」宣言をして、仕事場・東京をあとにした。二世誕生を心待ちに熱海三昧、子犬のもらい手を捜す毎日で、公開を前にインタビューを求めるマスコミの方々は遠く熱海くんだりまで行ってくださったのである。「押井監督のインタビューが取れるなら熱海なんて全然平気」と言ってくださる編集部やテレビ局の方々に涙しつつ、ヒイヒイ言っていた宣伝マンたちがいたのである。

*MEMO
■公開情報/
イギリス(95年12月8日〜)、アメリカ(96年1月21日〜)、オーストラリア(96年2月20日〜)、ニュージーランド(96年4月〜)、フランス(97年1月〜)、国内凱旋上映(97年3月15日〜)、他
■ビデオ情報/
96年6月に発売されたビデオが、日本の映像作品としては初めて全米でビデオ・セールス第1位を飾るという快挙を果たした(「ビルボード」誌8月24日号)。
■パッケージ商品情報/
*スタンダード版ビデオ(96.4.25発売)
*ノートリミング版ビデオ(96.7.25発売)
*インターナショナルバージョン・ビデオ[英語吹き替え版](96.7.25発売)
*プレミアムボックスLD(96.7.25発売) *海外販売ビデオ/アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、オランダ、ベルギー(オランダ語圏)、ベルギー(フランス語圏)、オーストラリア、ニュージーランド、他
*ノートリミング版LD(96.12.18発売)
*データベースCD-ROM(96.12.18発売)
*米国ビデオ発売(96.6発売)
*オリジナル・サウンドトラック
*イメージアルバムCD
*PHOTO-CD(チケット付きと同一)
*メイキングビデオ(98.4.25発売)
*メイキングLD(98.5.25発売)
*DVD LDサイズパッケージ版(98.7.25発売)
*DVD 新パッケージサイズ版(99.8.25発売)
■関連書籍情報/
*講談社「THE ANALYSIS OF 攻殻機動隊」
*キネマ旬報社「攻殻機動隊 絵コンテ集」
*キネマ旬法社「押井守全仕事 『うる星やつら』から『攻殻機動隊』まで」
*徳間書店「ロマンアルバム 攻殻機動隊 PERSONA 押井守の世界」